Maya's · 2011/01/30

私の鍛金道具たち

金槌や鏨(たがね)についての質問が
多かったので、すこしご紹介します。

オーソドックスなものと、かわっているものを少し写真にとってみました。
左に比較のためシャープペンシルを一本。
サイズは本当にたくさんありますので、形状で
左から
①…芋鎚ー先端がまるくなっています。
②③④⑤…一般的な形。重さで使い分けます。
普通の絞りでは大体③④くらい。
⑤は厚板を延べたり以外は滅多に使いません。
⑥…均し鎚ー据え込みをしてあります。絞りには使いません。
⑦…マイナスアールを叩くために加工したもの、カラカミ(細い方)は
壺の底を起こしたりするのに使っています。
⑧…長手 深さがあるところに当てるのに便利!
まだまだたくさんありますが重さ、形状、先端のテクスチャーなど創る作品で
新たな道具が必要になってきます。

こちらが当て金です。後ろに掛かっているのも全部そうです。
カガミ(板をあてるところ)の形状、角材部分の曲がり、長さ、
色々な条件が合うものを選びます。木台や万力などを使って固定します。


細かい形は中に松ヤニ(配合は色々)をつめて、
鏨(たがね)とオタフク鎚で仕上げます。
私の場合は、鏨のあとでも金槌と当て金を使って整えることが多いです。
まだまだず〜っと奥深いのですが、簡単な道具紹介でした。♪