大破したステンドグラスの修理・その壱

Stainedglass_kera_0215年ほど前に納品させて頂いた階段室のステンドグラスが、、、大破!!
メールで写真が添付されてきました。

外国からのお客様が階段を踏み外し転落、ステンドグラスに体当たりされたそうです
日本人の体格ならば肩や肘は届かない位置に設置されていますが
2メートルもの身長がある方だったので、肘がステンドグラスに当たり
全体重が掛かってステンドグラスが大破という結果になりました。

幸い、怪我をすること無く帰国されたようで 不幸中の幸いでした。

Stainedglass_kera_01ステンドグラスは6ミリ厚のベベルグラスと
比較的大きなサイズのガラスピースの大部分が破損しています。
パネルは大きく膨らんでいますが
真鍮のフラットバーを仕込んで補強しているため
ハンダが破断している箇所はありません。
お施主様は修理ができなければ作り直して欲しいとおっしゃっていますが
極力、修理する方向で作業を進めたい。

20140817_Repair_kera_01このステンドグラスの原寸図は保管していないので
現物のデザインラインをトレースする必要があり
湾曲したパネルをフラットな状態まで戻すのに
飛び出したガラスピースの除去作業をします。

ああ、在庫のないオプチュールのガラスが割れている

20140817_Repair_kera_02粗方、歪がとれた状態。

20140817_Repair_kera_03今回のケースは破損したガラスが広範囲に渡っているので
トレーシングペーパーでラインをトレースしておきます

通常、数ピースの破損したガラスを交換するケースであれば
こうのような作業は必要がないと思うのですが

20140817_Repair_kera_04トーレージングペーパーを上質紙で裏打ちしておきます。

20140817_Repair_kera_05割れたガラスを慎重に撤去。
ベベルガラスは厚いので割って除去する事が出来きず
取り外しに時間がかかりました。

20140817_Repair_kera_06ガラスを外した後には補強のフラットバーが残っています
修理にはチョット時間がかかりそうです。
今日はここまで。
V’s

 

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